藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

eye-カーソル。

多分特許化は難しい、という思いつきなのでメモ。


視線入力センサー、または画面の圧力センサーなどを利用し、画面のどの部分に視線があるかを識別して、それを画面上、あるいは画面の中のアクティヴなウィンドウ上に表示する装置。


ウインドウ上では「視線を動かした部分をなぞるように」ポインタや下線、あるいはラインマーキングが行われ、以降別のウインドウに視線が移り、また元のウィンドウに視線が戻ってきた際には「視線を外す前」の最終端部分を容易に見分けることができ、効率的な作業を実現するものである。

ネットの最大の恩恵はハイパーリンクだと思うが、ゆえに「どんどん情報が横滑り」してリンクのクリックを繰り返し、いったい調べていたテーマが何だったか?という経験はみな持っているだろうと思う。


特にじっくり読まねばならない社説とか評論記事などで、文中の用語や背景などを調べたい時こそ、どんどんとウインドウを開き、マルチに情報を参照しながら調べ物をするのは非常に効率的である。


けれど、何ページにもわたる記事を読み、途中で用語解説などを補強し、さらには重要な部分はコピペしながら戻ってくるのはなかなかに大変。
自分の場合はよく「どこまで読んだっけ?」ということを見失い、またまた同じ場所から読み始める、ということが非常に多い。


つまりそれほど「脱線」しながら読んでいる、ということなのだろうが、これが記事を一本読むうちに4度も5度もあると、これはこれでとっても効率が悪いのである。
できれば「しおり」のように目を通した部分でマーキング出来ればよいのだが、いろいろツールを使っても「どうしてもマウスかキーボードの操作」が必要になる。

視線の軌跡が、そのまま画面上に残り、しかも「重要な部分には"目ぢから"を働かせ」ラインマーカーをつけたりできれば、 もうめが「文具ツール」になったようなものである。

一番手足に近いところが、「ツールに直結」することほど便利なものはないのではないだろうか。
ぜひ「目がツールになる」という時代に期待したいのである。