藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

新浪微博。

中国ヒット商品ベスト25、の記事。
日本のヒット商品を「あまり見る気がしなく」なって久しい。
民放の番組を見るような、どこかもう"あざとい"ばかりの商品ラインを見ていると、いささかうんざりするのは自分だけではあるまい、と思う。
ところが中国の流行を見ていて驚いた。
日本と酷似しているのである。
というかほとんど「同じもの」が流行していると言ってもいいだろう。
1位は中国版twitter
2位はi-Phone。
3位は共同購入サイト。
以下豆乳の自作マシンやコラーゲン、一人鍋チェーン、婚活サイトに街角割引クーポン、低価格ワインにアロマテラピーと続く。
内容だけを見れば、中国の流行なのか日本のそれなのかは判別できなかっただろう。

同研究所が行った生活実態調査では、ほとんどの20代が帰宅すると、まずパソコンを立ち上げ、ミニブログでつぶやき、チャットで会話を楽しみ、ネットでテレビ番組を見ていることが明らかになっている。

日本と同じである。
少し違うのは日本の最前線では、パソコンが「スマホ」に取って代わりつつあるくらいか。

実際、アップル製品を持つことはステータスで、スターバックスコーヒーでアップルのノートパソコンやiPadを操作することが若者にとって「最高のお洒落」で「自慢」となっている。

これまでは中国に行くと、中年以上の人たちが日本や、その先にある(経済大国の)象徴としてのアメリカへの羨望が強い、と感じたがもうそれも昔の話。
規制されている中国のネット社会でも「若者の価値観」が均質になり始めているのである。


ネットが文明に与える効果、というのはまだ大げさ過ぎて分からないが、こうした「日常の興味」を「世界的に均質化してゆく媒体」というのはこれまでに類を見ないだろうと思う。
facebookしかり、アノニマスしかり、これまでは「同時に繋がり、ある方向へと走り出す」ということなどなかった集団が瞬時に形成される、というのが今のネットの特徴になってきたようである。


中東ではそれが政権打倒の動力になっているし、またかの中国では暴動の引き金にもなっているというし、またその中で大きなビジネスを展開する人もいる。

地球上では異常気象が散見されるようになってきたが、ネット上でもこうした"ある意図を持って繋がる集団"は、時には暴風のように強い力となって対象をなぎ倒してしまう、ということも現在のネットユーザーが見ている現実なのである。

マスコミ、というものは実は「かなり作為的」だったり「かなり思想を帯びた」存在だったけれど、ネット上のこうした現象は本当の「マス」のコミュニケーションを引き起こし、集団の合意形成を可能にするのかもしれないとも思う。
ただそういう世の中になっても、またそこには「扇動者」が現れたり、「思想的リーダー」が登場して、また「指導者vs衆愚」のような構図になるのだろうか。
ということはリアルで起こっていることと特には変わらず、やっぱり「物事」を一つ一つよく考えながら行動してゆくのということのみが大事なのだろう、との結論に至った。


それにしても16位の「子供のしつけをする人形」とはどんなものだろうか。

中国ヒット商品ベスト25 1位は中国版ツイッター
 中国の消費動向を現地調査していた日経BPヒット総合研究所は、「2011年中国ヒット商品ベスト25」を発表した。売り上げの伸び、商品の新規性、生活への影響度などを評価ポイントにしてランキング化したもので、1位には「新浪微博」が選ばれた。

新浪微博はネットのミニブログサービスで、いわば中国版ツイッター。2009年8月にテストサービスを開始し、2011年4月時点で1億4000万人の登録ユーザーを集めている。中国のネットユーザーは4億7700万人といわれており、その中で大きなシェアを獲得しただけでなく、このミニブログを通じたクチコミからヒット商品が生まれるなど消費に与えた影響も大きかった。


2位は米アップルのiPhone、3位は中国版のネット共同購入サービス「団購」。1位の新浪微博と合わせてベスト3をネット関連の商品、サービスが占めており、中国が急速にネット社会化していることを物語っている。

同研究所が中国の20〜40代の消費者に対して行ったネットアンケート調査(回答者1829人)によると、「いつもパソコンをいじっている」と回答した人が、全体の75%に上っている。20代にしぼると80%を超えるという“ヘビーユーザーぶり”だ。同研究所が行った生活実態調査では、ほとんどの20代が帰宅すると、まずパソコンを立ち上げ、ミニブログでつぶやき、チャットで会話を楽しみ、ネットでテレビ番組を見ていることが明らかになっている。

2位となったiPhoneは中国の若者があこがれるスマートフォンだ。16GBモデルでも日本円にしたら6万円以上するために、月収2万〜3万円程度の中国の若者が簡単に買える商品ではない。しかも日本などのように通信契約と引き換えに本体価格が大きく割り引かれるわけでもない。それでもアップルストアでは短時間のうちに飛ぶように売れ、家電量販店では「売りたくても入荷がない」という状況となっている。実際、アップル製品を持つことはステータスで、スターバックスコーヒーでアップルのノートパソコンやiPadを操作することが若者にとって「最高のお洒落」で「自慢」となっている。またファストファッションH&MZARAで買い物をし、アップルストアに寄ることは若者のデートの定番だ。

3位の団購は、ネット好きで値引きやオマケに強く反応する中国の消費者にピタリとはまったサービス。とても利益が取れると思えない「キャンペーン価格」も多数登場するため、団購サイトをチェックするのが日課となっている消費者も多い。ブームでサイトが乱立しているため、団購サイトを比較するサービスまで登場している。安さも魅力だが、ゲーム感覚で団購を楽しんでいるようだ。


急速にネット社会化する一方で、パソコンなどハイテク機器からカラダを守る商品もヒットしている。21位の電磁波防止マタニティウェアがそれで、オフィスで仕事をするときや外出時に身に着ける女性が多い。「電磁波防止」はカラダに関連した商品のヒットのキーワードになっており、これまでも「電磁波防止に効く」としてサボテンが売れたり、あるブランドのスキンケアクリームが売れたりしている。こういった商品が売れるのはネットのクチコミがきっかけとなっていることが多く、ここでもネット社会の影響を見ることができる。

(日経BPヒット総合研究所 尾島和雄)

■2011年中国ヒット商品ベスト25
1位新浪微博…1億4000万ユーザーのミニブログ
2位iPhone…中国の若者があこがれるスマートフォン
3位団購…市場規模2500億円の共同購入サービス
4位喜羊羊与灰太狼…テレビ、映画、グッズで人気のアニメ
5位雲南白薬牙膏…3倍の値段の漢方薬入り歯磨き粉
6位LOCK&LOCK…におわない、漏れない食品保存容器
7位85度C…急拡大しているベーカリーチェーン
8位豆乳メーカー…豆乳を自宅で作るマシン
9位ミドルクラスSUV…価格が手ごろでメンツも立つ
10位コラーゲン…ドリンク、フェイスマスクが人気
11位呷哺呷哺…一人で食べる鍋料理チェーン
12位珍愛網…会員数3100万人の婚活サイト
13位歩歩高点読機…子供の勉強をサポートする機器
14位ハンガー掛け…時短効果で人気のアイロン
15位老酸○…豆腐のような食感のヨーグルト
16位MP3人形…子供のしつけをする人形
17位VELOカード…街角で入手する割引クーポンサービス
18位久久Y…鴨肉の燻製を出すファストフード
19位快楽檸檬…茶飲料チェーン
20位UGGブーツ…冬に流行したムートンブーツ
21位電磁波防止…安心・安全で売れる衣料
22位海底𢭐火鍋…サービスが売りの四川料理チェーン
23位五番街…日本ブランドを集めたショッピング街
24位ワイン&ワインセラー…価格低下でワインが大衆化
25位アロマ…ストレス増加で女性に人気
(日経BPヒット総合研究所『2011-2012中国ヒット商品現地徹底調査レポート』より)