IT業界ではアプリケーションはもともと"適用"という意味で使われ始めた。
通称は「アプリ」で、アプリはバラエティに富んで数が多いものだ、というのは業界では常識だが、それにしても400億ものアプリとは!!
コンピュータがいかに細かな開発にも対応できるようになったかの証左である。
昔のシステム開発は年金計算、とか請求書発行、とかデカいアプリをがつーん、と開発して終了、というスタイルだったが、そんな姿とは対極的なミニ開発の形態。
マイクロ・アプリケーションとでもいいますか…
それだけ、広くあまねく小回りの利くアプリが増えているのである。
そりゃ面白いアプリもあるだろうし、人がアッとおどろくような機転の利いたものもたくさんあるだろう。
apple向けのアプリには、ユーザーのapple社へ向けての愛情が強いためか、非常にユニークで面白い発想に触発されたものが多い。
タブレットでピアノの鍵盤を弾いたり、夜空にかざすとそのまま星座が浮き出るようなものとか。
もう眺めているだけで大人でもわくわくしてくるようなものばかりだが、ここは一番「自分ならこういうアプリが思い浮かぶ」という発想を持ちたいものである。
例えば「過去に調べた語句が、一生涯分蓄積されるアプリ」とか。
「過去に読んだ本のタイトルが一生涯分蓄積される」とか。
「過去に移動した軌跡が一生涯…」とか。
「過去に食べた物と場所(お店)が…」とか。
そんなんしか思いつかない???
しばらく少し考えてみよ。
アップル、アプリ開発業者へ70億ドル超支払い
米アップルは7日、アプリケーションソフト(アプリ)を配信している「アップルストア」から、スマートフォン(高機能携帯電話)の「iPhone(アイフォーン)」やタブレット端末「iPad(アイパッド)」にダウンロードされたアプリの件数が400億を超えたと発表した。アプリ開発者への支払額は総計70億ドル(約6120億円)を上回る。
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Eric Risberg, File/AP/dapd
これはアップルが2012年第4四半期(7−9月)に計上した約360億ドルの売上高と比較すれば少額だが、アプリ開発者への支払額が膨らむペースは加速しているようだ。
アップルは昨年3月、アプリ開発者への支払総額は40億ドルだった。当時のダウンロード件数は250億だった。2011年7月の支払額は25億ドルだった。
これだけの売り上げは一部のセクターでは会社を運営するのに十分な額になる。アップルによると、バックフリップ・スタジオズとスーパーセルのゲーム2社は1億ドルを上回る売り上げを得たという。ウォール・ストリート・ジャーナルが以前伝えたように、連載コミック原作の「ウオーキング・デッド」シリーズを開発したテルテール・ゲームズの売り上げは数千万ドルを超えている。
米調査会社カナリスの最近のリポートによると、2012年11月の月初から20日までの間、米アップルストアと米グーグルのアプリ配信サービス「グーグルプレイ」を合計した売り上げの半分はわずか25の開発業者で占められていた。
一方、昨年9月にグーグルプレイからダウンロードされたアプリの件数は250億だった。