藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

効果の見極め。

健康によい食品とか。
例えばコーヒーががん予防にいい、とか脳血栓を防ぐ、とか脂肪を燃やす、とか聞くと「それまでの評価はなんだったのか」というようなことはいつの時代もあるものである。

シャンプーもここ50年で、特に高級品を中心に跋扈しているし、市販の大衆品でもあまり安いものではない。
一本一万円を超えるようなものもあったりして「ホンマかいな」と思うような成分や効能を謳っていたりするが、それにしても「髪が強くなる」とか「サラサラ」とか聞くと、つい財布のひもが緩んでしまうのだけれど…

石けんのたっぷりの泡で丁寧に洗い、さらに少量のお酢でリンスするだけなら、何千円もするシャンプーの立場は結構危ういものである。
自然派の洗髪剤が人気の傾向にあるといい、シャンプーの市場は1100億円あるというが、それが一気に無くなるかもしれないと思うと、市場の形成というのはつくづく難しいもので、消費者の心理を突いた商品作りとはつくづく難しいものであると思う。
「情緒・感情」を中心に考えるのがコツというがどうだろう。
何か"次にくるもの"を予想できるだろうか。



石けんシャンプー&お酢リンスで髪サラサラ
頭が臭いとお悩みの方へ朗報です! 固形石けんで頭を洗うと臭いが取れますよ! いや、ホントなんです。それに髪もツヤツヤサラサラなんです!
 前回ご紹介したように、コツは泡を盛大に立てること。たっぷりの泡じゃないと、洗い上がりがゴワゴワ、ネトネトします。クリーミーな泡がたっぷり立ったら、目の粗いブラシでといてみてください。このとき髪が絡まるようなら泡不足。泡が潤滑油の役目をするくらいたっぷりあればOK。ブラシをかけるときは必ず、まず毛先から。毛先1センチくらいをとかし、次は2センチくらいにと、徐々に地肌の方へ近づけます。最初に地肌近くからブラシを通そうとすると髪がものすごくもつれます。最初は毛先1センチから、これが鉄則です。
 次に、固い泡にお湯を少しずつ足してゆるくしてからすすぎます。シャワーでもいいし、洗面器のお湯をザバッとかぶっても大丈夫。シャワーをかけながら毛の流れに沿ってブラシをかけると、洗い上がりがサラサラになります。
酸性でキューティクル保護 この後リンスですが、リンスは酸性のものなら何でもOKです。髪の表面にあるウロコ状のキューティクルは、水に濡れたりアルカリ性のものに触れたりすると開くという性質があります。でも、このキューティクル、酸性のものに触れると一瞬で閉じるという性質もあります。だから、酸性のものをかけてキューティクルを閉じてあげれば髪がサラサラ、指通りがスーッと滑らかになります。
 酸性のものといえば、お酢クエン酸、レモン果汁などですが、私はいつもお酢を使っています。と言うと、たいていの人が「ええっ!? お酢臭くないの!?」とびっくりするのですが、はい、お酢のニオイしますよ。「どうすればいいの!?」とまた聞かれますが、「すすげば落ちます」と答えます。
 市販のシャンプーやリンス、トリートメント剤は、残留性が高く、髪や地肌にその成分も香料も残るようにできています。一度すすいだだけではなかなか取れず、長く香るのが当たり前のようになっています。だからお酢のニオイも残ると思うのでしょうが、すすげばサッと落ちますから安心してください。お酢のニオイがイヤな人はクエン酸を溶かしたお湯でも大丈夫。レモンを絞ってお湯に混ぜてかけてもOK。
香り付けして楽しんでも お酢の場合、私は洗面器半分のお湯に大さじ1〜2杯のお酢を加えて髪を浸していますが、目分量で大丈夫。あまり濃いともったいないし、あんまり少なくてもキューティクルが閉じにくいし、これは何回かやって、自分でちょうどいい分量を見つけてください。お酢入りお湯を満遍なく髪にかけて、あとはシャワーですすげばサラサラです。クエン酸の場合は、水300ミリ・リットルにクエン酸大さじ2ほど加えたものをペットボトルに作っておきます。これをお酢と同じように洗面器半分のお湯に大さじ1〜2杯加えて使ってください。
 私はお酢のボトルにハーブを入れたり、精油を加えたりしてちょっと香り付けをすることもあります。クエン酸溶液のボトルにも自分の好きな精油を加えてもいいですよ。ただし、市販のシャンプーやリンスのように長く残りませんが。いつまでも肌や髪に香料が残留することより、身体への影響は少ないですから、私はこのほうが潔くて好きです。
 香りのオシャレは、シャンプーやリンスの香料でやるより、自分の好きなオーデコロンを選んで使うほうがカッコイイんじゃないかな、なんて思います。それも、自分の周り数センチ以内でね!
(2013年11月7日 読売新聞)