藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

ウェブの使い方あれこれ

ここ数年ずっと「何だろう」と考えていたことがある。
人にも訊いてみた。
けどまだ「これだ!」という答えには行きあたっていない。
けどちょっとヒントを見つけた。
糸井さんと為末さんの対談より。

(前略)
糸井 その人なりのつき合い方がありますよね。
同じツイッターをやるにしても、
たとえば、ダルビッシュ選手と
田中マーくんとでは、
距離感みたいなものがぜんぜん違いますし。

為末 そうですね。
で、この人はやってないだろうな、
という人はやっぱりやってない。
イチローさんとか、やんなそうですもんね。

糸井 そうですね。
イチローはしちゃダメでしょうね。

為末 ね(笑)。

自分もブログを認めているもののtwitterは使っていない。
140文字は何かを言うには短すぎるし、第一「呟く」という感覚がいま一つピンとこなかった。
糸井さんはつぶやく相手を「誰かを特定しない友達」と言い、また「自分の店のようなものだから、敵意のあるような人は出て行ってもらっていい」という。
なるほど。
万を超すフォロワーのいる有名人も多いらしいけれど、それでも「その人のお店」みたいなものかもしれない。

つまりtwitterする人は「自分の店を開いた人」であり、しない人は「開かない人」なのだ。
この辺りが微妙にブログとは違う感じで、ブログは自分の看板であり、誰が来ても閲覧自由。
だから「自分の店」のような近さはない。
道路に表示している看板のようなものか。
ツィッターは「自分の店」。
もう少し近い距離間が人気の秘密なのだろうか。
結局ウェブの世界も、どんどんリアルの距離間に近づいているような感じがする。