藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

営業の合間に。


最近また営業の現場にいて思うこと。
今さらだけれど、相手が個人でも法人でも。
製造業でもサービス業でも。
結局、仕事とか取引きとかって「お客さんの期待値で商売すること」なんだなあということ。
世の中の全ての営みってそういことなのだろうか。

例えば新製品を提案に行くとか、
中古品を買い取りに行くとか、
消費者が洋服や家電を買いに行くとか、
占い師に運を聞きに行くとか。
或いはクレームを聞きに行くとか返品するとか。
教師が生徒に教えるとか。
そして米や野菜を作るとか。

その日の目的が何であれ、お客さんの側は「これぐらいは欲しいな」というあるレベルの期待値があるだろう。
提供する側にも「このくらいは喜んでもらえるかな」という期待が必ずある。

例えば、新製品の提案に言ってプレゼンし「何だか良さがあまりよくわからないな」というのと「こいつは高価だがすごい製品だ」というのでは期待値が違う。
ということは「プロフェッショナル」とは毎回「期待値越えができる仕事人のこと」なのだ。
物作りでは、品質良く高機能の物を製造することで、お客さんの期待値を越えるのが目的だ。

期待値より「上か下か」。
世の中の仕事はみんなこれが基準だ。

何といっても醍醐味はお客さんとの直のふれ合いだけれど自分の場合、不満の声を聴くことも、また思わぬアイデアをもらうこともしばしばだ。
まだまだプロには遠いなぁと思うのでした。