藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

脱・仙人。


ごまかしとか詭弁とか。
そういうものを弄して自分や周囲を欺くことを覚えてばかりいると、結局本筋を見失う。
「自分探しの旅」とか「自分へのご褒美」などという言葉に覚えるうさん臭さは、どうもそこにごまかしを感じないだろうか。
少なくとも自分自身を表現する時に使う言葉ではないだろうと思う。
それはともかく。

薬物は常習性が強いというが、法律で規制されていないにせよ酒もたばこもコーヒーも糖分も、嗜好品には常習性があり、それに影響されている人は薬物よりはるかに多い。
自分の場合は酒である。
止めればいいのに止めない。
それがストレスの解消だ、料理の嗜みだ、人との懇親だ、と色々な理由を付けて「まあ許して」いる。
これはごまかしだ。

現実的には毎日夕食から飲みだして一日に4-8時間。
平均5時間×300日としても1500時間。
一年の内に、まる二月も酩酊しているのだからこれはもう仙人というしかない。

それほど意思の強い方ではないから、いきなりゼロにする気力はないが、それにしても色んな「ごまかし」で正当化するのではなく、半分にすることを考える。
自由になった時間を何に使えるかはともかく、「これでいいんだ」というのを少しでも減らしたい。
その一つがお酒だけどほかにもまだまだありそうで、怖いやら、ちょっとドキドキしたりしている。