藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

先人から学ぶこと。(2)

*[次の世代に]「要素」を考える。
直向(ひたむき)さ」を知らない人には、まずそれを。
「優先順位」がわからずに努力している人には、そんな視点を。
「顧客の声」がわからない人には、目線を変えることを。

 誰に対しても「こうしなさい」と教えては意味がない。

たぶん、また似たことで躓(つまづ)くから。
だから「こう考えて、どうするかは自分で考えなさい」というのが正しい助言ではないだろうか。

 示すのは"方向"だけだ。

なんか観念的な話で恐縮だが、だから自分たちが先人の知見から学ぶのは「どうするか」ではない。
それを探そうとすると、時間ばかりを無駄にする。
 
いろんな自分のすることの「要素(段階)を考える」ことがいいと思う。
「ここで独立を決意した」とか。
「ここで仲間割れした」とか。
「ここで大企業からオファーを受けた」とか。
「ここで融資を申し入れた」とか。
「ここで投資を決めた」とか。
「またここで新しい製品開発を開始した」とか。
成功談も"いろんな決断の連なり"だから、そういう見方は役に立つ。
 
そして自分自身でいつも「このままいくか、はみ出るか」といつも考えておきたいものだ。
人生のレールは、実は無限にあるものだと思うから。
案外はみ出た方が面白い。