藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

思考の整理術。

よく3年先、10年先をイメージしなさい、などと言われる。
なるほど、必ず「その時」はやってくるわけで、ダラダラと過ごしているよりはきちんと考えたほうがいい。

でもまあこれからの自分なんて、まだいろんな分岐点もあって、「多くの選択肢」があるのに違いない、と漠然と思ってしまう。
全然もう若くないのに。

「これから自分の人生が枝分かれしてゆく」と思うから、とめどなく「いろいろある」と勘違いする。

だから「最後はどこか」を考えたほうがイメージは整理しやすいのではないか。
悪いけど若い人でも「最後」は必ず来る。
途中のプロセスについてあまり逡巡するよりも「必ず訪れる最後」のことを考えほうがいいのではないだろうか。

自分のしてきた仕事とか。
付き合ってきた友人とか異性とか、そして家族とか。
関わってきたコミュニティとか、趣味とか楽しみとか。
ライフスタイルとか、価値観とか。

「投資をするには、まずゴールを設定しなさい」と言われるのと同じだ。

衣食住をどんな風に過ごし、どんな人たちと付き合い、どんな結末に向かっていくのか。
終末からそんなことを考えてみるのは、案外頭の整理になるのではないだろうか。