藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

スマホ・コーチ

*[ウェブ進化論]学びの促し
日経より。
英会話にITにコーチングビジネスが流行っているという。
さてそういえば学んでおきたいことって実は結構あるわけで。
連休や正月に「今年はこれを」というのはもう何回繰り返えされたことか…
そしてあの休み明けの無力感といったらひどいものがある。
 
考えてみればこれってスマホと相性ぴったりだ。
変にAIを使って、とまで言わずとも、いやAIが世界中の「学び」を連携してくれているのなら、本当に自分にとっての「最適学習法」が見つかるかもしれない。
 
そうなるとなんだか「大学に入り直す」とかいう話になってしまいそうだが、それとてスマホで十分だろう。
何を学びたいか、は「何をしたいか」ということを考えるきっかけにもなるだろう。
スマホ時代は「学びの幕開け」になるのじゃないだろうか。
 
 
学びの秋 コーチと実践 英語・IT…計画を共有
 

 
「プログリット」では市販の教材を組み合わせて学習内容をコーチが提案する
夏が終わり、新しいことを始めるのにぴったりな涼しい季節がやってきた。書店に平積みされた英語やプログラミングの入門書に興味を抱く人もいるだろう。ただ、1人で始めるには「三日坊主」が心配だ。目標を達成するため、自分専用の「コーチ」を付けることがおすすめだ。コーチを活用し、計画的に勉強する方法についてまとめた。
 
監査法人で働く30代男性の宮本和志さんは、半年後に海外支社に異動することが決まった。現地のビジネスで通用する英語力を身につける必要があったが、「独学ではやりとげる自信がなかった」と話す。英語教材の種類があまりに多く、何をやればいいのかわからなかったからだ。
 

コーチと二人三脚で目標達成に向けた計画を共有

宮本さんは、コーチを付けて学習することを決めた。教育スタートアップのプログリット(東京・千代田)が運営している英語力養成プログラム「プログリット」に応募した。選んだのはビジネス英会話コース2カ月のプランで税別料金は32万8千円(ほか入会金5万円)。一人ひとりのレベルに合わせてコーチが指導する形式が特徴だ。
 
コーチを使う学習では、スケジュールの管理や質問への回答をお願いするのが一般的だ。メールやSNS(交流サイト)を使って頻繁に連絡を取り、勉強した内容や感想をコーチに報告。わからないことがあれば質問し、コーチからアドバイスをもらう。「毎日報告を続ければ、三日坊主になりにくくなる」(プログリットの兵頭由以加さん)

 
div新保麻粋さん
――独学や講義での学習に比べ、コーチとの学習にはどんなメリットがありますか。
 
「コーチを使うと、自分の能力に合わせて計画的に学習できる点が優れている。講義中心のスクールでは一定のペースで授業が進み、一度つまずくと追いつくのが難しい。独学では計画通りに進めるモチベーションを保ちづらい。コーチは両者のいいとこ取りといった形だろうか」
 
ビジネスパーソンは仕事や会食などで忙しく、勉強に費やせる時間は多くない。だからこそ、少ない時間で集中的に学ぶことが大切だ。専門知識をもち、計画立案の能力で優れているコーチを頼りにして、限られた時間を効率的に活用してほしい」
 
――コーチを活用する上で、何か心がけておくべきことはありますか。
 
「まず、分からないことは何でもコーチに聞くようにしてほしい。とりわけ学び始めの時期は、分からないことが多いのにもかかわらず、質問をためらいがちだ。恥ずかしがらずに教室でコーチを捕まえて疑問点を解消してほしい。面と向かって話しにくいならテレビ電話でもいい」
 
「例えば、プログラミングの学習は、初心者の時期が一番大変だ。『最初の山』が最も挫折しやすく、私たちもコーチとしてサポートを強めなければいけない段階だ。だが、そこを乗り越えれば学習が楽しくなる。初心者こそコーチを思う存分、使いつくして山を越えてほしい」
 
――頼りになりますが、甘えすぎてしまいそうです。
 
「プログラムの中盤からは、コーチとの契約が終わった後の勉強を意識してほしいと伝えている。『テックキャンプ』の終了は新たな始まりだ。キャリアを高めるためにはその後も継続して学び続けることが必要になる」
 
「コーチから卒業した後は、自分で教材を選び、計画を作っていく必要がある。いつまでもコーチは一緒にいられないが、卒業後も活躍してほしいという思いがある。私たちと学ぶ中で、計画作りや教材選びのノウハウはどんどん盗んでほしいと思う」
 
(堺峻平)