藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

世論の実際

*[次の世代に]経済成長は必要か。
政治家で「経済成長は必要ない」と言う人に自分は会ったことがないが、自分はそう思い始めている。
あまり闘争心がないからか、昔から"経済成長"と言う言葉を聞くと「へぇー」といつも思っていた。
大人というのは、必ず経済成長しなければいけないものなのかなと不思議に思っていたのだ。
経済成長のために公共投資は何兆円とか、社会保障費のために税収をあげなければいけないとか、そんな話もどうも腑に落ちなかったなかったのである。
(同様にテストの点数を上げましょうと言われるのも実に不可解だった)
 
毎日のように四半期の経済成長がどう、コロナの影響がどう、という話が報道されるが、コロナはともかく、縮小均衡で生きていく国にしていこうと言う政治家がいないのはなぜだろうか。

 

今くらいのレベルの豊かさでも充分暮らしていけると自分は思うが、
「もっともっと富を」というのではなく、そのかわり「保護されない人もいない」。
そんなところを目指して、ひたすら経済を拡大させていくという考えから脱する政党がないのは実に不思議だ。
 
政治家はそうした方向性をきちんと出すべきで、消費税の上げ下げとか、与党の追求ばかりで実に情けない。
またそうしたポジション・アクションをしているのは、結局は自分たちなのだと、つくづく反省が必要だと思う。