藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

ヒトの理由

*[次の世代に]頭で何かする生き物。
ワインや日本酒は、その作られた歴史や作り手や年代を理解して、そして味わいながら飲む。
「頭で飲むお酒」と言っていいだろう。
料理だって同様だ。
産地や調理法についての蘊蓄を知っていただく料理は格別だ。
 
同様にクラッシック音楽とか、ジャズや邦楽についても、その成り立ちや変遷、プレイヤーの考えなどを理解し、その上で聞くのとただBGMで聴くのとでは雲泥の差があるものだ。
つまり「頭で〇〇する」ということがキーワードになっている。
やはり人間は脳が支配している生き物なのだなぁ、などと思う。
 
脳が理解した上で味わう料理であったりお酒であったり音楽であったり。
(そして脳が理解した上での意見だったり考えだったり選択だったりしているだろうか)
つまり脳があるから人間だということなのだろう。
 
一方で、自分たちの生活の間違った行動でさえも、全て脳が考えたことだと言えるのだろうか。
「考えていないこと」が実は間違いをもたらすのではないだろうか。
じっくりと、そして冷静に考えたら、果たして自分たちはそれでも間違うのだろうか。
考えていないから、戦争などをしたのではないか。

 くれぐれも、考えてから行動しよう。

けれども、行動を止めないでいよう。