藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

おかげさん

*[次の世代に]思考の魔法。

「私が恵まれていたのは…」

大してそうは思っていなくてもいい。

あえてその枕詞をつけて話してみる。

「私が恵まれていたのは、ごく中流の家庭に育ちまして」とか

「私が恵まれていたのは、すごく校則の厳しい男子校に入りまして」とか

「私が恵まれていたのは、まったく運動ができなくて」とか

何でもこの文脈に入れてしまう。

ほら「生まれつき体が弱かったおかげで…」で始まる偉人の話はよく聞く物語だ。

 

この方法を使うと、相当な不幸や挫折も、瞬間で「よかったこと」に変わる。

というか「これからいいこと」に導けるのだ。

 

 そうやって思考をねじ曲げてでも、過去を肥やしにしてしまう。

虫垂炎になったおかげで、普段は見られない老人病棟のリアルを見ることができました」というのは自分の実話だ。

三菱商事に入れなかったおかげで起業しました」というのも本当だ。

何がすごいってすべてが逆転のネタになる。

人間万事塞翁が馬ってすごい故事成語だ。

何でもポジティブ。

 

コロナ禍のおかけで…と言ってみて、これからを考えましょうや。