藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

ブレイク技術

*[ウェブ進化論]言語のブレイク。

日経に「言語AIでブロガー級の文章」という記事。

米オープンAI社の「GPT-3」というソフトがその技術を開放したという。

「日本の夏」というフレーズから

→「日本の夏は暑い」

→「温暖化の影響も深刻だ」

→「人々はうんざりしている」

といった文章を編み出すという。

 

「すでに人と同レベルの言語能力を獲得した」という評判もある。

まあこれくらいの「語句の並べ」ならできそうな気もするが、それにしても1750億個のパラメーターを扱うこのソフトは、300を超えるアプリに実装され、1日に「45億語」をすでに作成しているという。

早晩「この文章は誰が作ったか」は分からない世の中になりそうだ。

(いやすでに危ない)

 

それにしても驚くのはこの「GPT-3」は認可制で多くの企業に利用され、なんと日本語にも「日本語版GPT-3」というのが開発されるらしい。

日本人としては嬉しい限りだが、これからのデジタル技術の中「多言語」はいつか統合される日が来るのだろうか。

 日本語の細やかさは無くなって欲しくないが、デジタルの波は、果たして日本語を連れて行ってくれるのだろうか。

 

世界にわずかのシェアしかない国民の言葉は、国がちゃんとお金を出して守らねばならないのかもしれない。

 

まあ、別にデジタルに乗らなくてもいいわけですが、せっかくの技術ですから。