藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

真の解決へ向けて

*[次の世代に]手本は大人から。
自分は「医療や福祉業界の様子」を見ていると、どうしても"タイタニック号"を連想してしまう。
「沈みゆく船」にしか見えないのだ。
「国の保険制度頼み」になっている。
そしてその制度を恃む「利用者」「事業者」「保険者」「官庁」「厚労省」「政治家」が、隙間なくびっしりと並んでいる。
 
誰もが「このままでは立ち行かない」ことを知っている。
けれど誰もが「抜本的ななにか」をしようとはしない。
根っこには「政治家と有権者の関係」があるからだ。
 
自分は医療や福祉業界を見て、明らかに「過剰な支援」を感じるが、当事者である「利用者」とか「医療や福祉事業者」にはそうは映っていない。

保険制度にがんじがらめにされ、もう身動きが取れず、さらに思考停止になっていると思う。

 

特に高齢者に、今以上の「生きるための支援」が必要だろうか。

それを本人が望んでいるのかを確認しようとしているのだろうか。

さらに高齢者自身は、自分の意思をもっとはっきりとするべきではないだろうか。

なにか「それ」を話題にするとタブーのような空気が漂っている。

これは高齢者とか、大人たちが先に動くべき問題だと思う。

「医療費が上がるから反対」とかみみっちいことを言っている場合ではない。

これでは若者にも嘲笑されるだろう。

 

自分の最期は自分で決める、という態度を示していくのがこれからの老人だ。