藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

興奮と冷静

*[次の世代に]チャンスはいろいろと。

鴻上尚史さんの提唱する「未来の自分から今の自分に向けてのアドバイス」があるとすれば、「あまり後悔しても仕方ないぞ」けれど「選択肢はもっとたくさんあるものだぞ!」というようなことだろうか。

何か新しいチャンスに出会い、いざ一歩を踏み出す時に、どうも「その道1つだけ」が目の前に開けているような気がしてしまうのである。

恋は盲目とは誰がいったか。

目に見えたその一点にしか焦点が合わず、周囲の諫言にも耳を貸さず、そのまま突っ走る…という話は昔からの定番のストーリーである。

 

後から冷静に考えれば、もっと大胆なスタートの仕方もあっただろうし、逆にもっと小さく始めて様子を見るやり方もできたはずである。

見切り発車のプロジェクトというのはつくづく徒労が多いものだ。(苦笑)

 

なのでチャンスというか、何か変化が起こるときには、まず「一旦、いや一瞬でいいから立ち止まって、まず他のアプローチがないかどうか?」を考えてみる余裕を持ちたいものだ。

すると、さらに名案が浮かんだりして。

そんな時間をたった一晩でも持てれば、単なる思い込みだけで「手痛い失敗や苦労」をする時間を短縮できるかもしれない。

 

イデアを思いついたという、その興奮の足元で冷静に、冷静に。