藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

妄想準備

*[7つの習慣]準備あってこそ。
さあ「これから事故をするぞ」という前提で自動車を運転する人などいないが、それでも起こってしまうのが事故というものだ。
つまり自動車を運転するという事は、「いつでも事故をする可能性」を背負っているとも言える。
これは交通事故の話だが人間関係や仕事や自身の体調についても同様だ。
ほんの些細な原因によって仕事で躓いたり、小さな不注意から体調が悪くなっていくことはある意味避けがたいものである。
「最悪の事態」や「躓く可能性」は必ず想定しておく必要があると思う。
そうすると心配性が昂じて"悪いことばっかり"を想像するネガティブ人間になってしまいそうだ。

ところがその「ネガティブ妄想」はイメージトレーニングになっている。

万一"最悪"が起こってしまった時、案外素早く、効果的に動けたりするものだ。
運が良ければ「最悪」に至る前で収束できるかもしれない。
何より必要以上に狼狽(うろた)え、冷静さを欠かずにすむ。
冷静な眼を失うのは最も危険な状態だから。
 
「最悪の妄想」は心の消防訓練みたいなものだ。
だから消防訓練を軽んじてはいけない。