藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

見極めと勝負どころ

よくポジティブとかネガティブというけれど、左様に一つの物事をどう考えるか?というのは実に幅が広い。
自分のこれからについて、ただ楽観的に考えて努力を怠ってしまうこともあるし、
また悲観的に予測して「入念な準備」をすることもあるだろう。

そう考えると、結局そうした「心の振れ幅」の話で、つまりは「最良の場合と最悪の場合」を両方イメージしておくことが大事なのではないだろうか。
大体の場合、一方だけを取り上げて「危ない」とか「大成功だ」とかいうことが多いけれど、現実は思い通りにはなかなか行かない。

良さそうな話の時には「最悪」を。
まずそうな話の時には「良かれ」を。

どんな話題にも最良と最悪、をイメージしながら向かうことができれば、対処の仕方も実に柔軟になるに違いない。

「自分はどうしたいか」という思いが先行してしまうと、冷静に物事の局面が見えなくなってしまう、ということを自分たちは日頃よく経験している。

感情は「分析フェーズ」では余計な存在なのだ。

"最高と最低"をあらかじめイメージしつつ、「だからどうしてやろうか」という"意思"がようやく意味を持ってくる。

「最高の結果をにらみつつ、最悪の場合のリスクをもあえて取る」というのが
最高の戦略ではないかと思う。

いいとこ取り、というの長くは続かない。