藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

契約の本質(3)

*[ウェブ進化論]後々のために。

契約のことを書いていて、つくづく「事前の合意」というのは「これから未知の未来を作るにあたって異なる者が触れ合う際」には大事なものなのだと痛感する。

 

例えば結婚。

まず日本では三割が離婚している。

また最近はジェンダーフリーとか(Z世代は20%がそうだという)、同棲とか事実婚とか、別居婚とかいろんなバラエティがあるらしい。

さらにその先ではDVとかネグレクトとかの問題は多く、DVは日本では5人に1人が被害を受けているという(世界では4人に1人の女性が被害者。ちなみに児童虐待は相談の六割を占めている)。

つまり「なんとなく感情で進んでしまった人間関係」がもたらした結果とも言えるだろう。

恋愛や共同生活は、もちろん当事者の自由だが、これだけ問題が頻発し、それを「行政の仕事だ」というのも少し酷なのではないだろうか。

 

つまりある程度は「契約」という形を取っておいたほうが行政が介入したりして、問題が解決しやすいということだと思う。

 

ドイツやカナダではマリッジコントラクトという契約書が交わされるというけれど、男女(および他ジェンダー)の間柄も、一定以上の「親しき仲」になったらそういう合意があったほうがいろんな問題が少なくなるのに違いない。

何か"一番大事なことが曖昧なまま、実は後年に大きな火種になる"というのは人ごとではない。(汗)

 

契約の工夫をもう少し日常に取り入れてはどうだろうか。