*[ウェブ進化論]長くして、楽しむ。
有難いことに寿命が伸びているということは、その分「健康でいられる時間の存在」が重要になってくるともいえる。
「人間五十年」の時代には病床に伏す時間は相対的には短かったもしれないが、人生百年時代といわれ、「後半三十年が寝たきりで過ごす」のは本望ではないだろう。
「寿命が長いことがあらかじめ分かっているのであれば、それ相応の準備が必要な時代」なのだと思う。
主題は健康寿命の確保、つまり「日常の生活習慣の管理」になる。
悪性腫瘍や突発性の疾患はまあ仕方なく。
「分かっていたのに不健康で過ごす」というのが改善のターゲットになると思う。
誰もが知っている「健康習慣」とか「体調管理」がどんどん当たり前のことになるのだろう。
それにしても、古くから見れば麻薬の常用や喫煙、疫病、飲酒など「悪習慣の温床」だった人間も、これまでで相当「健康習慣のノウハウ」を身につけて来ているような気もする。
この先より一層健康ためのノウハウが身につけば、さらに寿命も伸びて健康寿命も伸びるという「幸せのサイクル」に人は入っていくのかもしれない。
それで「伸びた寿命をどう楽しむか」が次の課題になるのではないだろうか。
そんなことを考える人生も楽しそうだ。