*[ウェブ進化論]労働が無くなってゆく時代。
昨日「労働時間の評価基準がいよいよ変わるかもしれない」と書いた。
そんなことを自分が言うくらい、世の中はまだまだ「労働時間の支配力」が幅を利かせている。
それは逆に考えれば「時間くらいでしか測れない労働」が世の中の大半を占めていたということに他ならない。
産業革命(1870年代・英)が始まって後、300年かかって「いよいよその次」に自分たちは移行するのではないだろうか。
産業革命は軽工業から始まって重工業、原子力利用へと三次の段階があると言われているが、それらとは違う"産業革命2.0"みたいなものが訪れるような気がする。
その革新の核心は「労働からの解放」だ。
オートメーション化は300年をかけてどんどん進んできたが、ついにその「最終章」のフェーズに入るだろう。
AIとか、半導体の無限の供給によって自分たちは「ハードウェアの閾値(その現象を起こさせるために加えねばならない最小限のエネルギーの値)」を超える段階に入っていると思う。
いくら便利な電子マネーを使っていても小売店や公共機関から人手は無くなっていない。
けれどこれから「ハードウェアの供給」が加速すれば、一気にこれまでの100分の1くらいに"労働の仕事"は減ってしまうのではないだろうか。
そして300年続いた「労働ありきの仕事」が急速になくなり、それでも豊かさは変わらず、ようやく自分たちは「本当にやりたいこと」に向かうようになるだろう。
今からそんな心の準備をしておく必要があるのではないだろうか。
特に若い人たちには。