藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

自由主義の時代(1)

*[ウェブ進化論]これからの核心。

これまでに、これからは「社会資本主義」だとか、いや「新自由主義」だとか、今は「新しい資本主義」だとか言われている。

どれにも「資本主義」という言葉が呪いのように刻まれているけれど、それは正しいのだろうか。

 

自分は社会人になってから三十年余り「なるほど。資本主義とはそういうものなのか。でもどこか変だな」と思っていた。

モヤモヤして今まで回答は出なかったが最近気づいたことがある。

実はもう「資本主義」ではなくて完全な"自由主義"の時代になろうとしているのではないのか? ということだ。

「時代のすべてが自由へと向かう」という文脈で考えると、なんとなくしっくりいく。

 

この度のコロナの騒動で、まず「これまでの社会が自由ではなかったこと」に二十代の若者が気づき、そしてその上の世代も気づき、それが全世代に広まるとしているように思える。

そして一旦「自由」に気がついた人たちは、おそらく決して元の不自由には戻らないだろう。
奴隷解放である。

そうするとどうなるのか。

 

これまでのように「大して気の進まない仕事」につく人は少なくなるから、自分たちの生活もこれまでのような「ひたすらな利便性の追求」は望めなくなる。

けれどそれでよく、AIやコンピュータが肩代わりできない仕事を「人間がわざわざ補う」ということはなくなるのではないだろうか。

 

人がついに「単純労働から解放」されて、自由に生き方・働き方を選ぶ時代がいよいよくるような予感がする。

 

今はそのプロローグではないだろうか。