藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

核心へ向けて

*[ウェブ進化論]安心だけを保証します。

昨日"FIRE"の本質は実はリタイヤではなく「自由と安心」だと書いたけれど、高齢者の問題についてもこの一点で解決できるのではないかとも思っている。

 

今の厚労省を頂点とした「医療・介護保険システム」だけれど、社会保障費が36兆円と膨らみ、あまりに制度が膨張しすぎてもはや維持が難しい。

精緻に作り込んだ大規模システムが、世代交代とともに「重荷の巨大なレガシー(お荷物)になる」というのはIT業界では普通の話だ。

 

これからの日本は少子化に備えて、これまでのあらゆる業界・行政の「大規模システム」を「小規模・単純化する」ことがテーマになるだろう。

そしてそれができれば、それがきっと「少子化社会の新しいロールモデル」になるのに違いない。

 

今の医療・介護制度は「ガッチガチの報酬点数制度」になっているから、これを一度リセットできるといいのだが、今の世の中の権力・業界構造では絵空事だ。

無血革命のような「若者の規制改革党」がいくつか出来てきて、「既存のシステムをぶっ壊す」というような気風になるのにはそう時間はかからないのではないだろうか。(N党はその走りなのかもしれない)

 

そして肝心なのは次の制度である。

「高齢者や障害者を絶対に飢えさせずに最後までお世話します」そして「その代わりに財産は全部預けてください」

と国が国の信用を以って宣言すればいい。

生活保護制度の拡大版みたいなものだ。

「国を挙げて」実施すれば、今の莫大な行政や医療事務がなくて済む。

 

そのくらいの改造をするには若者の蜂起を待つしかないが期待したい。