藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

引き摺る力に

*[ウェブ進化論]時代と年齢と関心のこと。

自分たちは中高生だとか、大学生や社会人だとか、中年や高齢者とか、年を取っていくにつれ興味の対象が変わるものだ。

そして、その興味の対象は「時代のうねり」の中で、さらに大きく変わってゆく。

つまり「時代×年齢」が関心の塊になるのだろう。

 

「昭和初期×二十代」とか、「昭和中期×大学生」とか、「昭和後期×中年」とか、いろんな掛け合わせで、その時代の追っていた価値観の中身を知ることができる。

戦後復興とか、反戦運動だとか、高度成長とか、これまでの先人たちが辿ってきた「時代のテーマ」を知っておくのは、これからを予想するためには有効だろう。

何せみんな「本気でそっちを向いていた」のだから。

それはともかく。

 

つい二十年前までは「富とか所有」がみんなの関心事で、しかも"終わりなくそれを追求する"というのは日本中で当たり前の空気だった。

それが、時代のうねりが変わると、全くこれまでとは違う風が吹いてきた。

 

多分豊かさのレベルが上がっているせいだとは思うが、けれど自分たちはまだ「今までの興味と価値観」からなかなか抜けられずにいる。

改めて時代を先取りするつもりで、本当に「これからの関心」について考えてみてはどうだろうか。

 

あまりお金とかは関係なさそうだ。