*[ウェブ進化論]悩みの輪を考える。
宇宙は138億年前のビッグバンに始まり、そして自分たちのいる太陽系では太陽の寿命はあと54億年ほどだという。
太陽は最後には膨張して今の地球もろとも燃え尽きるらしい。
そしてそんな中、たった700万年前に誕生したという、猿人から原人、旧人、新人と変化してきた自分たちは、20万年前に今の形になり、そして今に至るという。
一体、自分たちは宇宙や太陽系のことを心配すればいいのか、それともここ百年くらいのことを考えればいいのだろうか。
多分「太陽系の今後を考える学問」も必要だし、「これからのエネルギー問題を考えること」も必要なのだろう。
そして、自分たち一人一人でいうならば「今を生きる」とか「ここ数年、数十年を生きる」ということが一番関心のある対象なのだと思う。
「遠くを見ながら、足元も疎かにしない」というのは簡単たが、自分たちはとかく「足下主義」である。
もっというと「目の前のこと」にしか関心がないということも多い。
例えば自分の歳(60歳)で往生際を考える、というのですらかなりし難い。
たった二、三十年後のことでも想像し辛いのだ。
だから今から「死に際について」と思っても何も浮かばない。
はっきり言って「そんな先のことに悩めない」のだ。
自分が現実的に悩み、考えて選択し、そしていろいろと対策できるのは5-10年くらい先がせいぜいなのではないだろうか。
そして、それについてはぜひ真剣に考えたいと思う。
(つづく)