藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

進歩の足音

*[ウェブ進化論]過去から学んでいること。

最近この本ばかり読んでいるが、読めば読むほど「歴史の重なり」に感心させられている。

というか自分はこの歳でこれほど無知だったとは。

 

欧米の友人たちが、常々「お前の国の歴史はどうなっている?」と問いかけるのも、今となっては納得できる。

(自分は日本史にもかなり疎い)

 

それにしても近代までを牛耳ったヨーロッパの国々が、まあ「侵略・略奪・支配」という3点セットで世界中を席巻したこと。

そして南半球の途上国の多くはいまだにそんな権力構造から抜け出せていないこと。

 

けれどヨーロッパとか、その後のアメリカでは「少しづつだが民主化に傾いていること」もよく分かる。

古くは神(宗教)が支配し、次に王が支配し、そして民が支配する、という方向に向かっている。

 

そういう意味では、今のロシアや中国などの「独裁統治の国」は、実は「専制の国」ではなく「新しい民治の試行(リーダー型)モデル」なのかもしれないとも思う。

民主主義は最良のようで、実は意思決定が麻痺してしまうということを、自分たちは日常的に経験しているから。

 

そして、自分たちはかなり「争いから遠ざかる方向」へと近づいているような気がするのだ。

 

この本の次の章はそんな未来が綴られていて欲しいものだと願っている。