藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

待ちに待つ

*[ウェブ進化論]どこまでも一周。

少し前の日経に「DXの担い手を探せ」という記事で、これから機械に代替されるだろう職種から大量にIT人材にコンバートがされている、という記事があった。

淘汰される職種

こういった仕事がなくなるのは分かっていたことだが、ようやく現実になってきた感じがする。

自分たちはつくづく「本当に大変なことが起こるまで」は動かない性質がある、ということを肝に命じておくべきだろう。

特に日本は平和で、「万一の事態」など起きないと思っている人が多い。

けれど実際には地震や災害は数年おきに発生しているし、コロナで経済も相当揺さぶられている。

けれど「自ら変化を求めて動く人は少ない。

"安定的"とか"農耕民族"と言えば何か人が良さそうだが、今のような変化の激しい時代には「取り残される現象」ばかりが目立ってしまう。

 

ところが。

ところがだ。

ひょっとしたら、またここでも「一周回って」しまうのかもしれない。

先進国のエンジニアが給料も高く、どんどんIT開発の先頭に立っているのを横目に見つつ。

日本のエンジニアは、上がらない給料で、しかも最先端のR&Dからはかなりかなり置いて行かれている感じだ。

企業の時価総額の小ささも頻繁に取り上げられている。

けれど。

けれどこれから「労働集約の仕事についていた人たちが、一斉にIT業界にコンバートが始まる」のだとしたら、これからの巻き返しは十分あるのではないだろうか。

 

日本人は"わざと一周回って"を身につけている民族なのかもしれない。