*[ウェブ進化論]自分を晒す覚悟。
よく成功した人たちの伝書に「迷ったら苦しい方に行け」というのがある。
けれど普通はそんな選択はしにくいものだ。
自分たちはそもそも「やすきに流れる」生き物でもある。
だから「敢えて苦しい方の選択」をするのには理由がいる。
それは「そこに身を置いてこそ、その先の自分が見られる」というチャレンジ精神なのに違いない。
もっと強くなるためには、もっと過酷な環境に自らを置かねばならない。
それは自分に必須の選択なのだと。
けれど一旦「こういうサイクル」が自分の中に出来上がってしまうと、あとは「修行者まっしぐら」である。
もう「苦しいこと自体」には疑問はなくなっている。
それを飲み込んでしまうと疑いはないのだ。
あとはひたすら修行に打ち込むことができる。
「やると決まったスイッチ」を押してしまったようなものだろう。
かくて「あり得ない修行」が実行されることになる。
自分たちはそんな「覚悟」を仕事や家庭を持ちながら試されているのではないだろうか。
仕事も家庭も「苦しいから止める」という選択肢はないことの方が多い。
予め「何が来ようとも受け入れる」という覚悟があればこそ、"その次"が見えてくるのだと思う。
敢えて挑戦し、苦しい選択に自分を晒す。
それでようやく「その先」に手が掛かるのではないだろうか。