藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

自分が材料

*[次の世代に]メンターを作る。

日本エニアグラム学会というのがあり、「自分と他人を理解する設問」を具体的に研究している。

試しの90問とか9つのタイプなどを見てみると「改革する人」「人を助ける人」「達成する人」・・・など、なるほどと思える一方、これで自己分析が完結できているという実感もあまりない。

「自分たちはそれほど自分自身が見えにくい」ということが分かる。

理由は多分、人間関係は「感情・情緒」が先に立って支配しているからだろう。

周囲に日常生活を「ほぼ感情だけ」で過ごしているような人はいないだろうか。

プライベートで「好き嫌い」は大いに結構だと思うけれど、これが仕事とか日常生活などの「他人と関わること」にまで出てくると大いに都合が悪い。

 

けれどけれど。

考えれば考えるほど自己分析って難しいものだ。

例えば自分がどんな表情でいるのかどうか、自分は正確に把握できるだろうか。

難しい。

自分が家族や同僚と交わした会話は、後から見てみてほぼ間違っていなかったといえるだろうか。

いやむしろ誤りが目立つ。

「自分の会話と書いたテキスト」だけを集めて、分析するソフトの開発が待たれる。

そしてエニアグラムなどの知見を使って分析にかけるのだ。

それができれば、ここ一番はAIの出番で「自分たちの知らない性格と思考とコミュニケーションの関係」が世界レベルで明らかになっていくのではないだろうか。

「こういう発言をする人は、具体的な行動に出やすい」とか「こういうイントネーションで話す人は拒否感を持たれやすい」とか色々ありそうだ。

 

占いとか血液型などよりも余程"頼れるメンター"になるのではと思う。

ベストセラーになるのではないだろうか。