体力の研究では「心肺持久力」「筋力・筋持久力」「身体組成(体脂肪率)」「柔軟性」の4つが、健康維持に関連する運動能力であることが分かっています。
とは「順天堂大学特任教授、名誉教授」の言。
・心臓
・肺
・腹筋、背筋
・体脂肪の維持
だそうである。
このうち、どれかが衰えてくる、ということが「体力が…」と表現されるらしい。
「いやー衰えたなぁ」なんてよく言うが、何が衰えたのか、ということの意識は必要か。
確かに腹筋が緩めば体もドヨンとするし、体脂肪も放っておけばつき放題。
メタボの不思議
ここ数年、一番の健康の話題はメタボリックシンドローム。
こういう概念が急遽降って湧いてくるのも、どうもブーム便乗のようで怪しいが。
それにしても「食欲(イン)」と「消費カロリー(アウト)」はなぜ均衡しないのか。
「もうこれ以上必要ないよ」と体が言っているのに、「まだ食べ足りない」とはあさましいではないか。
生きるために「より多く」が人の本能なのだろうか。
というよりは急速に「低消費カロリー社会」に突入して、我われがまだ「飢餓感」から抜けられていないだけだろうか。
なんて考えていて、ひょっとして。
「お腹いっぱい」食べて、それでいて「太らない」生活。
そのくらいにまで一日の労働を増やす生活の内容にしなければ、何か人間って「保たない」のではないか。
ヒトという生物は本来、「そのくらい」で均衡する生き物なのではないか。
ということは「そのくらい」も動かぬライフスタイルは「動かなさすぎ」であり不自然な仕事ぶり、つまりちょっとバランスの悪い仕事、ということになる。
サービス業でもホワイトカラーと言われる部分の仕事は大多数がそんな部類に入るのではないか。
もう自分たちの仕事は「偏り過ぎ」ているのか。
やはり、半分くらい農業とか、ボランティアとか。
どうしてもそんな結論になる。
近未来、生活のサイクルはずい分変わるのではないだろうか。