藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

習慣化のコツ。


よい生活は良い習慣から。とか。

中には「30を過ぎて残るのは習慣だけである」。

というような名言すらある習慣。


あ、7つの習慣なんていう「成功のバイブル」のような本すらあるし。
(今読み返してもこれはスゴ本である。人生を変える可能性十分にアリ。)

7つの習慣-成功には原則があった!

7つの習慣-成功には原則があった!


で。
よいことを「習慣化」するのが難しいのはその習慣化すること「そのもの」が「習慣化するのはツラいもの」であることが多いからである。
まあ嫌というよりは、しにくいものか。
人は易きに流れ、であるから、もともとは「習慣」にするにはちょっと無理のあるものが多い。

ある朝のこと。


ある朝起きてみれば、どうも調子がおかしい。
そういえば、昨晩は脂っこいものを遅くに食べて、胃がとても重い。
顔も瞼もひどく腫れている。
口の中も気持ち悪いし(昨日は歯磨きをせずに寝たようだ)


それでいて、鳴るはずの目覚ましは止まっているし、あわてて飛び込んだ風呂場はシャンプーが切れている。
バスタオルは新しいのが切れていて、シャツは裏返し。
あわてて出ようとしたら、鍵が見つからずにイライラするし、通りは急に雨がパラつく。
バス停は遅れているらしく、長蛇の列で、さらにタクシー待ちの人が歩道にあふれ出て、こちらもつかまりそうにない。


そんな「イケてない日」は誰しもあるものである。
そんな時に、どれだけ落ち着いていられるか。
「頭の機械化」はこんな感情的な日にも役に立つ。

「まあまあ、こんな日もあるものだな」と思う心の余裕さえあれば。
まるで悪夢に出くわしたような数々の不幸も、「ある出来事」として頭の中で理解できる。

そう、「感情に支配」されずにすむのだ。

その効用は、意外に大きい。

朝に日記を書くとか(ボーッとしてたいけど)
通勤途中とか(景色を眺めていたいけど)
トイレの中とか。(ボーッとしてたい)
風呂の中とか(ボーッとしてたい)
布団の中とか(ボーッとしてたい)
食事の時とか(ボーッとしてたい)。

にきっちりと「決まったこと」をする。
いちいち、それについて「面倒だな」とかを考えない。
やることに決めてしまう、のだ。

ここだけは頭を「機械のように」扱うのである。


体調とか、メンタル的な感情とか、自分たちは人間だから、日々様々である。
だからこそ、それを「そのまま」の状態に放置しない。


特に「調子の悪い日」には積極的に冷静になってリズムキープ、を心がける。
意外に鎮まるものである。

調子のいい日は、健やかに。
調子の悪い日でも、破たんせず「最低限のリズム」は絶対にキープしている。
たとえ、それがスランプと言われる長期の不振に入っていても。

プロフェッショナルとはそんな人種のことではないか、と思う。
メンタルの制御のプロなのだろう。