藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

若者が原点。

ブログの全盛期は過ぎ、twitterでよりお手軽に、そしてfacebookスマホのアプリで「より人間臭く」なってゆく。
「だいじょ部」というアプリは「自分の日頃のグチや悩み、聞いてほしいことなどを匿名で打ち明け、それを他のユーザーと共有し、助け合いながら解決していく」という。

聞いてもらう場所の名前は「みんなのがっかり」という名称。
「自分のグチや悩みを共有」するのだという。
facebookの"いいね"よろしく互いに"ありがとう"を送りあう。
悩みが解決したら「悩みの卒業式」で終了。
何かお手軽なようでいて、思春期の若者のシャイで、しかし温かみをやり取りしたいという気持ちが、今の時代の一つのツールとして確立されていくような気もするのである。

無味乾燥、片言のメールのやり取りが殺伐とした人間関係をもたらし、人対人の「対面コミュニケーションが衰退する」というのがこれまでの大勢の意見だったが、いよいよデジタルを「人間臭く使いまわす」時代に突入しているのではなかろうか。

そして、ご多分にもれず、これらの草分けは「若者・女子」といった社会の辺境からの出現者がリードしている。
我われ社会人は、より彼らに目を向ける必要があるのではないだろうか、と思った。

悩んでいても「だいじょ部」 みんなで解決するアプリ
 ココネは2012年2月29日、日頃のグチや悩みを共有してみんなで解決する iOS 向けアプリ「だいじょ部」をリリースした。iOS 4.0 以降に対応。
  iTunes App Store で無料ダウンロード提供中。

 「だいじょ部」は、自分の日頃のグチや悩み、聞いてほしいことなどを匿名で打ち明け、それを他のユーザー(部員)と共有し、助け合いながら解決していくもの。「みんなのがっかり」で自分のグチや悩みを共有したあと、他の部員から慰めてもらったり、励ましの言葉をもらえたりすることで、すっきりし元気になることを目的としている。

 「だいじょ部」では、励ましてくれた部員に「ありがとう」の気持ちを送ることや、心に響くメッセージをくれた部員と「チャット」で1対1の会話をすることも可能。

 また、心が軽くなり悩みが解決したら「悩みの卒業式」でお祝いできる。卒業式では、世界の偉人たちの名言が「贈る言葉」として授与される。
(2012年3月2日 読売新聞)