藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

三年単位のレビュー。

生きている中で一番の快感は解放感なのかもしれない。
学生時代などは一見最も自由なようで、それでもどこか「縛られている感覚」があった。
それは多分経済的にも社会的にも自立していない、というそんな焦燥感だったのではないかと思う。

それが成人して社会に出ると、今度は"本物の束縛"が待っている。

生きてゆくのは辛いこと、とはよくいったもので、よほど自然や大地になじんだ仕事でもしていない限り、今の世の中ではあらゆる柵(しがらみ)に引っかかることになるだろう。

一つ仕事を終えるたび、また次の手続きが待ち受け、終わりなどない。
あまりに気の休まる暇がないのが現代人ではないだろうか。

仕事のことや、会社のこと、友人や家族のこと、近隣との付き合い。
けれど一番大事な「自分自身のかじ取り」については、最もじっくり取り組むはずができていない。
そんな焦りも感じている。

四十にして惑わず、とありたいが実際は一番の迷走期だろう。(と思う)
おっさんが人生で一番の思春期。(嘆)

そんな反省の意味を込めて。
自分の人生を十年刻み(では粗すぎるので)、ではなく「三年刻み」くらいで見直してみると良いと思った。
まずは「自らの軌跡」を自分で正確に把握せねば、これから先も迷走が続く、と。

社会人になってから自分はすでに二十四年経つ。
三年づつ、8フェーズあったことになる。
試しに振り返ってみる。
(つづく)