自分の中の"天使と悪魔"はよくたとえに使われる。
似たような感じで「ダメ出しの自分」と「大甘の自分」がいる。
ちょっと何かがすんなり出来たりすると「そんなのお前の手柄じゃない」とか「もっと早くできたんじゃないのか」などとケチをつけてくるやつ。
一方、ちょっと上手くいかないことがあった時に「あんなこと気にすんな」とか「もう止めちまえよ」とか言ってくる。
あれ。てことは、「いいことがあった時に否定的なのか肯定的なのか」と
「悪いことがあった時に否定的なのか肯定的なのか」というそれぞれ二パターンがあるわけか。
心の状態によって、いいことがあった時に「よくできました!」と褒めると舞い上がってしまったり、
でも悪いことがあった時に「何だこのボンクラ!」とか言われるととことん落ち込んだりしそうである。
心のバランスは、こんな風に「いい時に上がり過ぎず、悪い時には落ち過ぎず」という取り方がいいのかもしれない。
けれど。
多分本当の「本気とか強い思い」というのは実は「悪いことが契機になって」起きることが多いのじゃないだろうか。
物事が順調な時に「もっと上へ」とか「別のことを考えろ」と言っても、そちらに目が向かないものだ。
むしろ、絶体絶命のピンチとかになれば、もう必死である。
ピンチは嫌だし、避けたいし。
でもピンチに最もチャンスのネタが隠れているのなら、"意識してピンチをイメージ"できればいいんじゃないか。