藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

恋愛はトレーニング。

朝日デジタルより。
人にとってのセックスの意味が変わってきたという記事。
記事の意図する内容は、今に始まらず昔からセックスの快楽(行為)化とか、子作り意識の変化とか常にテーマになっている気がするのだが、それはともかく。

それに昔は、「○○と申しますが、□□さんいますか」って彼女の家に電話するコミュニケーション能力が必要でした。ラインがはやってから、いまや「ゴメン」もスタンプ。ゴメンも言えない人が機微の必要なセックスの誘いができるのか。

そうか。
意中の人を口説くとき、男も女も事前にあれこれ考えるもんなぁ。
さり気なく話しかけようかとか、ちょっと驚くかもだけど一気に誘ってみるかとか。
前日の夜にあれこれ考えてみたことが実は妄想で、実際には全然上手くいかないことが現実だったり。
また予想外に上手くいって事態が急展開することだってある。
そういえば恋愛って始まるまでが一番ドキドキするもんなぁ。
恋愛というのはコミュニケーションの一番の実地訓練なのかもしれない。

さらに。
だから年を取ってくるとそうい試練が段々と面倒になってくるのもうなずける。
それもともかく。
LINE世代の若者たちは「そういうプロセス」を割愛しているのだろうか。
好きだ嫌いだ、というのが人間関係の最高のトレーニングだとすればトレーニングなしの本番は実現しないのも無理もない。

セックスもこれからは世の中全体的に逓減傾向になって行くのだろうか。

日本家族計画協会の調査によると、既婚者の44・6%がセックスレス。10年前から12・7ポイント増えた。女性側の理由の1位は「面倒くさい」。一方で、ひらひらレースの下着も浴衣も試したけれど、夫に「おまえは変態か!」と拒まれた主婦も。「この気持ちをどうおさめていいかわからない」。セックスのモヤモヤを、女性読者たちがぶつけます。

◇第1章 ごぶさた44%、どう思う?
◇第2章 どうして拒むの?
◇第3章 無理強いしないで

第1章 ごぶさた44%、どう思う? この数字、問題じゃないような、問題のような……。

 パートナーとの大切なコミュニケーションについて、セックスレスを糸口に、みなさんと考えていきたいと思います。まず、産婦人科医の宋美玄さんに聞きました。

◎添い寝で満足?
 既婚者のセックスレスが44・6%。驚きませんね。女性側の理由の1位「面倒くさい」には、複合的な要因があると思います。
 確かにめんどくさい面もある。でも、それを上回る何かがあるからする。なのに、しなくなっているのはなぜなのか。
 そもそも2人の気持ちが一致したときにするもの。いま平均初婚年齢が上がって、ノリノリでする年齢を過ぎて結婚する。子どもが欲しいからというセックスは、ある意味、特別なこと。そろそろ排卵日よ、あなたよろしくねと。欲望が多い世代の2人は自然に子どもができやすいが、欲望が下がってきた世代の2人が子どもをつくろうとすると、互いに求めて心のままにすることが遠くなっていく。
 20代でも「彼も自分もしたくない。抱き合ってるだけでいい。レスっていけないことなの?」という人が結構います。肌がふれあってればいいじゃないのと。ソフレ=添い寝フレンドで満足なんです。
 それに昔は、「○○と申しますが、□□さんいますか」って彼女の家に電話するコミュニケーション能力が必要でした。ラインがはやってから、いまや「ゴメン」もスタンプ。ゴメンも言えない人が機微の必要なセックスの誘いができるのか。



◎イヤという人も
 少し上の世代には、「面倒」どころか「イヤ」という人も少なくないですね。20歳くらいの子どもがいる夫婦の妻から「私は(しなくて)いいのに」って相談がよくあります。聞くと、「子育てを手伝わなかったのに夜だけ求めてきて許さないぞ」って。
 要は、世の中には断られているダンナが多いってこと・・・
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