昨日「人生の演出」という題の日記を書いたら思わず反応が多かった。
書籍の出版には「読者層の想定」が不可欠だというが、ブログのレベルではそういう約束事がなく、誰からどんな反応を貰うかはまったく分からないところが良さである。
しかも検索して読者になる人はいわゆる「定期購読者」ではない。
アメリカとか、ベトナムとか南アフリカとか、全く知らないところから検索されて閲覧してもらえる、というweb独特の特性があるということを最近特に感じる。
それにしても、アウトプットする努力とインプット(読む)努力はつくづく特性が違う。
できれば多くの人がブログなどのメディアを気軽に使って"出力"してみることを薦めたい。
twitterやfacebookでのつぶやきとは一味違う作品が出てくるに違いないのだけれど。
yomiuri onlineより。
「１３歳上のバツ２の彼と幸せになれるでしょうか」という相談。
16歳と29歳のカップル。
しかし、相談を寄せるその文面からは、素朴ながら真剣に日常を生きるリアリティを感じる。
相談を受ける側も真剣である。
結婚というのは、女と男が心と体を触れ合わせ、人生のパートナーとして共に生きていくことです。
ほかの誰よりも相手の人格・個性を敬愛して認め合い、さらに、たがいに許しあって、やさしくぬくもりのあるスキンシップで交流できる性的な関係があることです。
つまり、若い人に解説するとこういう表現になるのだろう。
なるほど。
そして。
男女交際でいちばん大切にしなければならないことは、お互い自由で対等な関係をつくること。相手の考えや自分のことをどう思っているのかわかるためには、自分の思いや考えをどんどん相手にぶつけてみる、伝えてみる、それが一番です。
男女関係について、少なくとも「相手の反応」を見ることは有っても「お互い自由で対等な関係を作る」という意識は自分にはなかった。
そういった辺りが欠けていたのかもしれないと思う。
いずれにせよ、そうした人生のテーマに、なるたけ早い段階で気づき、また先輩たちの意見を聴くことが出来るのが若者の特権である。
若い故、いくらでもそうしたことに思い悩み、そのまま先輩にぶつけて見るというのが若さのアドバンテージなのである。
出来得れば、そうしたことに気づき、「訊かず、語らず」ではなく「何でも見てやろう」という姿勢にこれからの若者が向かってくれることを願いたい。
実は年寄り連中も、そんな話がしたくてウズウズしている人も少なくないのだ。
当たって砕ける精神で、ぜひ年長者に話しかけてもらいたい。
１３歳上のバツ２の彼と幸せになれるでしょうか
恋愛・結婚について悩んでいます。私は現在１６歳、彼は２９歳です。私は生まれつき心身共に弱く、高校を休みがちで、もちろんテストは赤点だらけ…。
今付き合っている彼とは５月ごろに出会い、９月ごろから交際がスタート。彼とは遠距離恋愛…。それでも、優しい彼とは楽しい日々を送っていました。ただ、美容師の彼は最近とても忙しいそうで、あまり話す時間はありません。１日のメールの数が少くなるにつれ、もしかして私のこと飽きてしまわれたのかしら？ と思ってしまうのです…。
その彼とは、高校卒業後に結婚する約束をしています。でも、多忙な彼とコミュニケーションを取る時間はあまり無いように思えますし、まず、私が高校を卒業できるかどうか…。また、私は彼とのセックスを望んでいますが、忙しくなるにつれ、睡眠不足で早寝早起きになっていく彼とセックスする時間なんてない気がします…。
すでに２回離婚を経験した彼には２人の幼い娘もいるので、子どもはいらないのかな…？ とも思います。 私と彼は、幸せになれるのでしょうか…？ すごく不安です。
（銀華・１６歳）
◇ ◇ ◇
セックス＝結婚ではない 「私と彼は幸せになれるのでしょうか」とのあなたは問いかけに、「イエス」と返事が出来ないのがとても辛いです。その理由の第１は、１６歳と２９歳という年の差です。
理由の第２は、あなたは高校生、一方の彼は２回の離婚歴と２人の子どもの親だという余りの境遇の違いです。
第３の理由は、交際が始まってまだ数か月しかたっていないのに、もう結婚を考えてしまうというのは、結婚というものをあまりにも軽く考えているように思えるのです。「彼とのセックスを望んでいる」とも書いてありますが、あなたはひょっとしてセックスすることが結婚だと考えているのでしょうか。
結婚というのは、女と男が心と体を触れ合わせ、人生のパートナーとして共に生きていくことです。ほかの誰よりも相手の人格・個性を敬愛して認め合い、さらに、たがいに許しあって、やさしくぬくもりのあるスキンシップで交流できる性的な関係があることです。
男女交際でいちばん大切にしなければならないことは、お互い自由で対等な関係をつくること。相手の考えや自分のことをどう思っているのかわかるためには、自分の思いや考えをどんどん相手にぶつけてみる、伝えてみる、それが一番です。
あなたはまだ１６歳。いきなり結婚などと飛躍せずに、まずは互いを良く知ることを大切に考えてみてはいかがでしょうか。
