藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

読みたい本と読める本。

今のネット時代、よく「アウトプットを意識しなさい」という話を聞く。
常時ネットにつながり、それこそ洪水のように情報が流れてくるから、そのままそれに打たれているだけではいけない、という意味だ。

ネットから来る情報もそうだがもっと深刻なのは本のことだ。
自分の場合、いずれは読みたいなという本が軽く500冊くらいは溜まっている。
あまりにも溜まるので最近は極力買わないようにしているけれど、増える量の方が読むよりも圧倒的に速い。

つまり「読める量」と「読みたい量が」めちゃくちゃにアンバランスなのだ。
その理由にはネットとの接触時間が長い、ということとも関係があると思う。

読みたいのに読めないというのは、自分の欲求とリアルの生活スタイルがバランスしていないのに違いない。

今のネット時代、驚くのは時事ニュースが瞬時に広まって誰でもがその話題を知っていることである。
つまり実に多くの人が、常にニュースソースをチェックするのに時間を割いている。
例えば辞書の代わりのようにネットを使う。
wikipediaをはじめとして、紙媒体よりも早く便利である。

けれど書籍ほどのストーリーや内容を知ろうとしてネットでそれを達成するのは難しい。
ネットサーフィン、とはよく言ったものだが波間を漂っている間にずい分時間を使っていることを今一度考え直したいと思っている。
今さらだから、ネットとリアルのリバランスだ。