藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

一番の師

*[ウェブ進化論]分析されるなら。

昔はよく、その人の「本棚を見ればどんな人なのかが分かる」といわれていたけれど。

今や量でいえば圧倒的にネットの履歴だろう。

能動的に検索するキーワードももちろんだが、溢れるニュースや動画の"クリック跡"はもうすでに相当分析されているのは疑いがない。

改めて考えても怖いことで、リアルの行動を調べられるよりも恐ろしい。

自分がどんな時間の使い方をしていて、一体何に興味があり、いや「どんな思想の持ち主なのか」ということすらすでに分析されているかもしれない。

サイバー世界の、まさに「自分も知らない自分」が現れているだろう。

 

それでも自分たちはネット接続を止めない。

若い人は考えもしないだろう。

便利と比較して「そっち」を選択するのがデフォルトになっている。

宇宙人が地球に来て「進化を止める娯楽ゲームを与える」という小説があったが、ネットはひょっとしてそれじゃないか?

 

などと言いつつブログなどを書いている。

だから"あちらの人"に頼みたい。

「自分も知らない自分のこと」を「もっと自分に教えてください」と。

誰よりも優れたメンターになってくれるのではないだろうか。

「あなたはこういう人間ですよ」と。