藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

頭で飲む酒。頭で口説く。

先日、メインディッシュとして「頭で聴く音楽」というようなことを書いた。

真剣に聞く作品は、耳でただ聞くことも重要だが、頭で色々と情報や背景を勉強しておくことも大事だ。というようなことを。

人は図抜けて脳が発達しているから、色々と工夫ができる。
まさに知恵だ。

脳が発達していることで、かなり色んなことが「何倍もに増幅されている」のではないだろうか。

悪事を企んだり、問いうダークサイドも出てくるけれど、それはともかく。
作品や映像を見る。
音楽を聴く。
酒を飲む。
SEX。
感動する。
喜ぶ。
悲しむ。
感謝する。




色んな情緒が、人は飛び抜けて彩り鮮やかだ。
全ては頭脳のおかげだろう。

ピカソを見て「へぇー」というのもアリだが、その時代背景や生い立ちやテーマを知っていればさらに「作者の理解が深まる」こともある。
ただ「うまいねぇ、この赤ワイン」というよりも、場所や造り手や国の歴史を知っていると、それもまた味わいに影響してくる。
春が来たらただ交尾するのではなく、色んな思いで意中の相手を口説いたり振られたりする。

人には頭があるから、色んな感覚が恐ろしいほど複雑なのだ。
せっかく人に生まれたのなら、そんなことを感謝して頭をもっと使わねば、と思うのでした。