藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

ポスト還暦。

福澤翁は明治維新を経験して「一身にして二生を経る」と記した。
江戸時代の平均寿命は30-40歳だったそうで(幼児が多く亡くなったらしい)、今や当時に比べれば「一身にして三生」かもしれない。
90歳を3で割れば「一時代」は30年。
人生のタイミングは「3サイクル時代」に突入しているな、と思う。

若い頃は「前半と後半」とか「現役と老後」とかいう視点が多かったけれど「サイクルが一つ増えるというのは意味が大きい。

現役を退いて、それでおしまい。と思っていたらもう一回だ。
せっかくいただいた最終回をオタオタして過ごしてしまうのは勿体ない。

還暦後は体力的には落ちていくけれど、頭の中にある「経験値」は過去最大だ。

これが持ち腐れぬよう活用方法を考えたいと思う。
若手の支援とか育成とか、そういう「バックアッパー的」なものもいいけれど、できれば「当事者」として何かやりたいと思う。
それまでの経験値+全く新しいことを数年勉強して「ハイブリッド化」するのも面白そうだ。

自分の最終回をどうしようか、と考えるとちょっと楽しくないですか。