藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

助けは人の…

*[次の世代に]無限の援助は…
一見、頼られるのは良いことのようでいて、実はその相手の独立心を奪ってしまっているかもしれない。
つまり相手のピンチにその時の「最大の助けになる」ということが必ずしも最良の対応ではない、ということも十分にあるわけだ。
結果、相手の成長を妨げることも十分にあり得る。
親子の関係はこれに似ていて「目いっぱい子供を助けること」と、子供の成長を促し自立をさせる事は、しばしば相反するものだ。
獅子は我が子を千尋の谷に突き落とすと言うが、本当に突き落としては死んでしまう。
 
若い人に「自ら考え、責任を取ってもらう」ことと、どのタイミングで助けの手を出すべきなのかは慎重に考えないと、せっかくの「教育のプログラム」は失敗してしまうだろう。
かと言って、こちらが手を差し延べるまでもなく、つまづいたらそれなりのやり方で切り抜けている若者もたくさんいる。
年長者はヤキモキして、あれこれと口を出さないことが正解なのかもしれないと思う。