藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

喰い殺され(1)

*[ウェブ進化論]何を喰らう。

NetflixとかHuluとかAmazonとか。

アッパー中年の周囲の人たちが次々にハマり出している。

ゾンビ映画ではないが「あいつもやられた!」という感じだ。

居酒屋で「全裸監督は全8話ありましてね…」と早口で語り始めた顔なじみの目つきは、何かに憑かれているようで少し怖かった。

多分、月千円で入会したなら自分も確実に「あの目」になっているのだろう。

間違いない。(汗)

 

コンテンツが無限にたまり、ますます流通速度が早くなる中で、電子書籍やマンガ、ゲームに映画、SNSyoutubepodcastにwebセミナー。

少々閉口ぎみだが、ただどれも知らん顔しているのも勿体ない。

自分たちは今「史上最多のコンテンツ」を得ているのには間違いないのだから。

 

とりあえず「自分の好きなもの」という観点で臨むのはよろしくなさそうだ。

あっという間に何ヶ月もの自由時間が喰われてしまうことだろう。

定額の映画やドラマ配信は闇だと思う。

せめてリタイア後にしましょう。

 

ではお楽しみ系ではなく「向上系」はどうだろう。

何せこちらは勉強なのだから、罪悪感はあまりない。

けれどこれもコンテンツは大学の講義まで含め、めちゃくちゃあるので選ぶのは大変だ。

そしてこちらでも「何のために学ぶの?」「どこへ向かうの?」という本筋のことを考えねばならなくなる。

コンテンツがこれほど"肥大化"している今、自分の時間を納得しながら使うのはとても難しくなったと思う。

(つづく)