藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

落とし穴(1)

*[次の世代に]地雷原。

よく老後になると、特に健康でなくなると「ゴルフをやっておけばよかった」「もっと旅行に行っておけばよかった」などと口にするという。

「やらなかった後悔」というやつだ。

けれど反対に考えれば「やらない納得」というのもあると思う。

 自分は無趣味で食べ物くらいにしか興味がないが、ゴルフとか囲碁とかスポーツ観戦とかに気が向かなくて実によかったと思っている。

食べることも含めて"そういうこと"を楽しむのが人生だよ、という声も聞こえてくるが、ゲームや動画も含めて"妙に仕組まれた娯楽"がこれだけある中で「どの"落とし穴"にもハマらない」のはなかなかに難しいことではないだろうか。

 

居酒屋で顔見知りの友人が「あ、愛の不時着見るんで帰ります!」と早めに席を立つのを見ていると正直怖い。

見たら面白いに決まっているからだ。

どうやったら増え続ける落とし穴を避け続け、本当にハマりたい穴にハマれるだろうか。

ちょっと油断すると漫画とかも攻めてくるし、習いごともあるし。

ネットのおかげで「地雷だらけ」の世の中だから、踏んでもいいか・止めとくかは自ら積極的に選択してゆく必要があるだろう。

(つづく)