藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

時代の胎動

*[ウェブ進化論]新時代へ。

 思えば去年の今頃から「コロナウィルス?」というニュースが頻繁に流れ出して、その後世界的にえらい騒ぎに突入したのだが、「その時、まだ人々は知る由もなかった…」という映画のオープニングのようなことが起きていた。

これまでも阪神や東日本の地震やら米テロやら、大事件は度々起きていたが、いつもその後に目指すのは「復旧」「復興」だったと思う。

 

今回のコロナ禍がどうも違うのは、この先向かうのは「これまでへの回帰」ではなく「どこか新しいところ」のような気がすることである。

 

これまではいくら大地震や洪水が起きても「都心のオフィス」は必要だと誰もが思っていたし、街中の居酒屋や、連休を利用した大移動なども、誰もが「必要なもの」そこに疑いの価値観はなかった。

この度のコロナはその得体の知れない恐怖もあって、自分たちに「価値観の見直し」を迫っているようだ。

 そう言うと何か世紀末思想っぽいけれど、長らく、多分「ここ200年くらい信じられてきた方程式」が変わろうとしているのだとしたら、とても興味深いことだろう。

 

まさに歴史的転換点なのかも知れず、しかも世の中は技術的には史上最高の水準にある。

"旧世界から新世界に向けての動きが昨年から始まった"と考えてみてはどうだろうか。

 

ハンコはともかく、「自分に必要なものとそうでないもの」は、もう自由に選ぶ時代がきているのではないだろうか。