藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

競争という呪い

*[ウェブ進化論]反グローバル。

 

IMDというスイスの研究所が発表する世界競争力ランキングというのがある。

(たまたま「デジタル競争力ランキング」の記事で見つけたが、その他にも「才能ランキング」とか色々ある)

63か国のデジタル技術の「知識/技術/将来への備え」を比べているらしいが日本は27位。

さらに「人材のグローバル化および企業の変化迅速性は調査対象国の中で最下位」だという。

最下位。

日本のガラパゴスとか、大企業の意思決定ぶりとかはよく話題になるが、それにしても。

もはや徹底的にガラパゴスでいく、というのもありなのかもしれない。

 

よく「日本は人口がある程度多くて、国内マーケットで食べていける」から国際化を本気で志向していない、という指摘があるけれど、コロナ前までの「世界総グローバル化」みたいな波から考えると、ここでも"一周回って"「産業の国内化」とか「国内製品の海外輸出基地」のような戦略もあり得るような気もする。

フィンランドでは競争を止めて「嫌がるものに強制しない」という方針で学力が世界一になったという。

その過程では「国は教育の何を担うのか(カリキュラム大綱)」「カリキュラムは自由選択」など今こそ参考になりそうなアイデアが散りばめられている。

 

自分たちは教育こそ真っ先に考え直す時期なのだと思う。