藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

100%にしないこと

*[ウェブ進化論]現状維持の手間。

スムーズだったことがスムーズに行かなくなり、初めて感じる有り難味の話。

例えばパソコンのキーボードの「スペースキー」が押せなくなった時。

(原因は自分が醤油をこぼしたことによるのだが)

あらゆる入力の「日本語変換」ができなくなるので、「もう私の工場は操業停止」くらいのダメージがある。

いかに日ごろ自分が「コンピューター処理に頼っているか」を思い知る機会になるのだ。

同様のことはいくらもある。

メールサーバーやメーラーがフリーズしたり。

自宅のMacに"恐怖の赤リンゴ"が出現したり。

そして何より「スマホが紛失」したりすれば、もう外部との交信は絶望的である。

 

この先、自動運転がレベル5になり、「運転ができない世代」がメジャーになればどうなるのだろうか。

万一、電気の供給が断たれるような事態になれば、自分たちは生活の「インフラそのもの」を失う可能性があるだろう。

 

けれど、それほどリスクを賭してでも自分たちは「自動化・電気化」へと突き進んでいる。

自分も自宅に小型のバッテリーなどを用意しているが、「いざという時のデジタル依存度」はあらかじめ避難訓練のように考えておく必要があるのではないだろうか。

 

何事にも「少しの不便を残しておく知恵」は、サバイバルには必要なのではと思う。