藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

流行りチェンジ

*[7つの習慣]何が魚か。

「飢えている人には、魚を与えるのではなく、魚の獲り方を教える」という話をしばしば聞く。

老子の格言らしいが現在でも古びていないと思う。

正解のない時代ともしばしば言われる今、この「魚の獲り方」も方法そのものが変わっているということだろう。

つまりこれまでと同じ方法で網を張っていては魚はかからない。

というか「魚の定義」そのものが変わってきている。

「知っていること」という知識の価値が低下していて、ダイレクトの「知識勝負」という場面がなくなった。

知識×知識でそれまでにない「新しい知識」とか「新しい方法」を生み出すことに価値がシフトしているのだ。

知識そのものが"魚"だった時代から「今までにない何か」こそが魚になっている。

 

そうした文脈で考えてみると(自身の経験でも全くそうだったが)「現在話題になっているもの」というのは悉く怪しい。

たとえば投資とか資産運用などで、多くの人が同じような情報に触れて、みんなが「暗号通貨持ってる?」などと話をし出したら慎重になった方がいい。

 

思えばこれまでの流れは、大きくは「モノや金をより多く追求する」ことが「漁の常識」だったが、これからは「自分が欲しい魚」のために、無理やムダをせずに努力するようなスタイルが主流になると思う。

 

「今の流行りの少し先」を意識する必要がある。