*[7つの習慣]苦労の免疫を獲得する。
以前、一緒に飲んでいた学生時代の友人が「オレの人生、谷あり谷ありや!」と自嘲気味に言っていた。
人生谷あり谷あり。
なるほど。
関西人は自嘲するのがうまい民族だ。
(そう言えばかなり困って窮地に陥っても「もう笑うしかないわ」などととよく口にする)
あまりシリアスな顔を他人に見せないような気質があるのかもしれない。
それはともかく。
今は豊かな現代社会だけれど、確かに「人生谷あり谷あり」だと思う。
山はどこへ行ったのよ? と。
自分に関する出来事でも「一難去ってまた一難」の繰り返しだ。
少し前、そんな憂き世において、何かが起きたらすかさず「よく来たな!」「待っていたぞ!」を口癖にしよう、と書いたけれどこれは実際に効き目があるのでぜひ取り入れてもらいたい。
そして、こうした「難儀」とか「谷あり」の数をこなしていくと、確かにだんだん「耐性」がついてくる。
辛いことにも慣れてくるのだ。
これまた学生時代の友人に「オレに少々の不幸なんか当たり前や!」という猛者がいたけれど、彼は中学生にして早くも「不幸耐性」を身につけていたのだろう。
(今は元気に商社の海外支店長をしているらしい)
それもともかく。
苦労一つなく過ごして、どこかでガツーンと躓いて絶命するよりは「苦労耐性」を徐々に付けていく方が重要だ。
だから苦労はしに行った方がいいということになる。
さて、今年はどんな苦労をしにいきましょうか。