藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

問題はなに(7)

*[ウェブ進化論]職育。

これまで人間が培った技術はともかく「価値観が動く時代」になった。

「成長」とか「大量」とか「利益」という"金看板"が入れ替わる時代にはどんな準備が必要だろうか。

 

自分は、まず必要なのは「仕事の洗い替え(会計の原価のリセット)」ではないかと思っている。

今の世の中にある「仕事の総覧」のことだ。

経産省の産業分類などではなく。

もっと「職業の本質」を謳ったものが要るだろう。

例えば「政治家」とは何をする人で、実際にどんな日常を送っているのか。

嬉しいやりがいと、嫌な部分は何か。

働いているいろんな政治家の"本音"はどんなものか。

数多くいる政治家から聞く話で「何かの共通項」は導き出せるか。

職業を過ごした人からのメッセージに嘘はないだろうか。

 

そんな「職業人のメッセージ」を、これからの社会人全員に義務付けてはどうだろうか。

木こりであれ、総理大臣であれ、料理人であれ。

 

人間は弱くて、そして「自己否定をしたくない生き物」だから、老人たちのメッセージには多分に「虚飾」が付き纏っている、と自分は思っている。

そんな「飾られたメッセージ」ではなく、本音で記録を残してもらいたい。

 

そしてそんなメッセージを聞いて、なお「これからの時代にやりたいこと」を若者に見つけて貰いたいと思う。

 

社会人になるまでは「鉄のカーテン」があり、盲目的に社会に出てから周囲を見渡すのでは何年も、いや何十年もを思わぬ仕事がロスしてしまう可能性があると思うのだ。

(つづく)