藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

改めて生産性(3)

*[ウェブ進化論]すでに時間とコストだけの問題。

その仕事が「その人でなければできない仕事」なのであれば、それは何より。

それは自動化できないか、自動化したら物凄くコストがかかる仕事か、あるいは「そこまでのお金をかけて自動化するほどのこともない」仕事だということになる。

恐ろしいけれど、どんな仕事も「自動化のコストをかけるに値するのかどうか」ということが基準になるだろう。

 

今はあり得ないと言われている「腕のいい料理人の仕事」も、コストが見合うようになれば"自動化"の対象になるだろう。

「コンピューターに例外処理はできない」などと言われているが、それは「今はその例外までプログラミングして、ロボット部品を製作するだけの価値がない」からだけのことで、「人間が対処する例外対応」も早晩"自動化"の対象になっていくと思う。

 

昨日、今自分がしている「営業の仕事」は、実はかなり早めに代替可能だと書いたが、その通り「自動化できないもの」を見つけるのは難しい。

リストを元に電話をかけたり、掛かって来た電話に対応したりするその中身は、かなり簡単なフローチャートで記述できる。

そして自分はまずその「フロー以外の例外事項」にだけ待機していればいい。

そしてその「例外事項」もやがてはプログラムで対応できるようになるだろう。

 

つまり実は自分たちの日常は、すでに「定型的な行動や会話」で埋め尽くされており、「それを自動化するコスト」が下がり次第、どんどん自動化されてゆくのだと思う。

(つづく)